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顎間ゴムとは…

矯正治療において非常に重要な『顎間ゴム』についてご説明していきます。

 

 

顎間ゴムとは

見た目は小さな輪ゴムのようなものです。
様々なサイズがあり、サイズによって強さが変わってきます。
この顎間ゴムは医療用のゴムで作られており、体にも害はありません。

⚪︎患者様ご自身でつけ外しをして頂きます。
⚪︎ワイヤー矯正治療の方でも、マウスピース矯正治療の方でも使用して頂きます。
⚪︎治療に必要なタイミングで使用していきます。

 

使用目的

矯正装置は上下別々に装着するため、上下の歯を効率良く同時に動かすことはできません。

顎間ゴムは上下の歯を同時に動かすことができる、唯一の方法です。

矯正治療の途中で顎間ゴムを使うことで、『固定源の補強』『歯の挺出』『左右の調節』を行い、正しい噛み合わせを整えるために欠かすことができません。

 

 

最後に

ゴムが見えるのが気になったり、話しづらかったり、面倒でかけ忘れてしまう事もあると思いますが、長時間頑張って使用していただくことが治療成功の鍵になります。

またしっかり使用していただければゴムかけの期間はすぐ終わることもありますので、習慣になるよう頑張ってください。

 

 

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矯正治療とスポーツ

矯正治療をこれから始めようと考えている方で、スポーツ系の部活動との両立や日常的にスポーツをしている場合、「大丈夫でしょうか?」とご相談いただくことがよくあります。
今回、このテーマについての当院における考えや対応をまとめました。

 

1.矯正治療中のトラブルについて

大人の歯並びの方の矯正治療ではブラケットやワイヤーなどの固定式装置を使用することがあります。
固定式装置の場合、口腔内の状況によっては口唇や頬の粘膜にスレなどの損傷が起きる場合があります。
また、外からの物理的な衝撃(ボールが当たるなど)があると口腔内の損傷が起きやすいです。

そして、動的治療中の歯は不安定な状況にあることから大きな衝撃を受けた時、歯の脱臼なども起きやすくなります。
これらのことから矯正装置を装着している方が外傷発生頻度の高いコンタクトスポーツなどを行っている場合はマウスガードの装着が望ましいといえます。

 

ルールで義務化されていなくても 「自分の身体は自分で守る」が基本です。
安心してスポーツに参加し、思いっきりプレーを楽しめるように、マウスガードを装着することをお勧めします。

 

2.マウスガードの作製について

矯正治療中にも使用できるマウスガードを作製します。
マウスガードの使用頻度が少なかったとしても、矯正治療で歯が移動すればマウスガードの適合が不良となるため月に一度の確認や調整、場合によっては再制作が必要となります。

 

3.マウスガード使用の注意事項

成長期の子供の場合、外傷防止のためのマウスガードが成長期の顎の発育を妨げてしまったり、不適合から顎の位置のズレを生じてしまう場合があります。
このため、口腔内の状態に合わせてマウスガードの適合性や歯列変化等を確認するため定期的に検診をしていただくことをお勧めします。

 

4.矯正装置の選択について

従来の歯の表側に金属装置がつく表側矯正では、唇を装置で傷つけることが多かったのですが、同じワイヤー矯正でも「裏側矯正」ですと歯の裏側に装置がつくため、運動の最中に手やボールが口元に当たっても、口の中を傷つけるリスクをかなり減らすことができます。

また、透明なマウスピースを装着する「マウスピース型矯正」では、マウスピース自体が滑らかなプラスチックのため、口の中を傷つけることがほとんどありません。

 

矯正方法にも種類があるので、みなさんの生活スタイルに合った矯正方法や、できるだけストレスが少なく、日々の生活に影響を与えないものを選ぶことをおすすめします。

 

 

 

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矯正治療と吹奏楽部

吹奏楽部の活動が盛んな学校はお盆、お正月、テスト期間以外にお休みがないと聞きます。

吹奏楽部で頑張っている皆さんの中で、矯正治療を始めたいと思っていても矯正を開始することによって演奏に支障があったら…と躊躇している方もいらっしゃるかと思います。

 

1、矯正治療と関係する楽器について

表側矯正装置は唇の内側に装置が触れるため、唇を振動させて音を出す金管楽器に影響があると言えます。

また、唇の振動によらない奏法で音を出す金管楽器もリードをくわえて音を出すため、歯の裏側にブラケットを装着する舌側矯正やマウスピースで歯を動かすマウスピース矯正にも影響が出るかもしれません。

 

2、矯正中のトラブルについて

歯列矯正のブラケットをつけても、管楽器を演奏することは可能です。

しかし、「装置があたって痛む」「音色が変化する」などのトラブルが起こる場合があります。

 

3、歯列矯正と吹奏楽部を両立するためのポイント

管楽器を選ぶなら「痛み」と「音色の変化」に上手く付き合う必要があります。
大変ですが、慣れるまでは痛みや音色の変化を覚悟しておいた方がいいでしょう。

痛みに関しては痛みの原因となっている装置の部分にワックスを覆いかぶせることで、痛みが緩和できます。

また、通院のタイミングは4週間ごとが基本ですが、大会などのスケジュールに柔軟に合わせて、できる限り演奏に支障が出ないように通院の日を調節するのも重要です。

 

部活動を優先したいお子さんの場合、吹奏楽部を引退してから歯列矯正を受けるのも選択肢の1つかもしれません。ですが、子どもの歯列矯正は開始する年齢によって可能なアプローチ方法が変わり、適切な時期を逃さずに治療を行うことも大切です。

ベストな選択をするためにも、歯列矯正をしながら吹奏楽部に入部する場合は、治療に適した時期や楽器の選択について十分に検討を行うべきです。顧問の先生や、矯正歯科の担当医師によくご相談されることをおすすめします。

 

 

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矯正治療と勉強・受験

矯正治療をしたいけれど、「勉強や受験に支障があるのでは?」「部活があるから…」と難しいと諦めてはいませんか?

しかし、学生の今だからこそ、矯正治療をスタートするよいタイミングなのです。

今回は、なぜ社会人よりも学生の方が矯正をおすすめできるのか、部活や受験への影響をご紹介します。

 

社会人より学生の方が矯正をおすすめできる理由とは?

●治療期間

身体の代謝のよいと歯の動くスピードが速いため治療期間が短くなることもあります。

年齢だけでみれば身体の代謝がよい学生の方が一般的な成人と比較して、歯を矯正治療で動かすのが容易です。

●通院のしやすさ

社会人になると仕事や育児などに忙しく、なかなか思うように通院できない方も多いです。

職種によっては転勤がある、仕事中に矯正装置をつけていられないといった縛りが出てくることもあります。

学生のうちは部活や受験など忙しい時期もありますが、規則的な生活リズムなので通院スケジュールが立てやすいというメリットがあります。

また、社会人になるときに面接をする方、接客業を希望する方は、ぜひ学生のうちにきれいな歯並びを手に入れてみてはいかがでしょうか?

 

勉強や受験には、影響はない?

学生の方は、通院がしやすいと言われてもまだまだ不安はありますよね。

受験で忙しい時期であれば、相談していただくことでスケジュールの調整ができます。

矯正治療をした後、2週間程度痛みがある方もいますが徐々に慣れていきます。

また、歯並びやかみ合わせが改善されることで、口呼吸になり集中力も高まるといったメリットもあります。

 

クリニックへ相談いただければ、テスト期間や受験期の際は通院をずらしたり、痛みがでるような調整を行わないことも可能です。学生生活と両立できるような矯正治療を、二人三脚で進めていきましょう。

 

 

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医療費控除をご存知ですか?

控除制度は、患者さんご本人またはご本人と生計をひとつにする配偶者やその他のご家族が、1年間に一定額を超えた医療費(毎年の1月1日から12月31日)を支払った場合、所得税法上の医療費控除が適応され、税金が還元あるいは軽減されるというものです。

 

地域によって違いがありますが、審美目的でなく、咀嚼(そしゃく)・咬合機能改善のための矯正歯科治療であれば、年齢に関係なく医療費控除の対象になります。そして、美容や審美目的の矯正歯科治療の場合は医療費控除の対象となりません。

 

<医療費控除の対象>

金額を証明する領収書が必要なので、領収書は大切に保管しておきましょう。

・インプラント治療
・セラミックなど自費の詰め物や被せ物
・自費の入れ歯
・抜歯や歯周外科や根管治療を自費で行ったもの
・保険診療

・矯正治療 : 咀嚼(そしゃく)改善など機能回復が主な目的である場合の矯正治療にかかる費用(検査料、診断料、治療に必要な抜歯費用なども含む)や矯正治療そのものにかかった費用

・通院のための交通費(電車・バスなどの公共交通機関、バスや電車が利用できない場合のタクシー代)

・治療に伴って必要な医薬品の購入費用

 

<医療費控除の対象外>

・審美を目的としたホワイトニングや矯正治療

・自家乗用車で通院した時のガソリン代や駐車料金

・クレジットカードやデンタルローンなどで分割払いにした場合にも医療費控除が受けられますが、金利や手数料は認められません

 

説明を求められたり、診断書が必要となったりする場合があります。

診断書が必要な場合には、当院にその旨をお伝えください。

 

 

詳しくは税務署にお問い合わせください。

 

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部分矯正でできる範囲はどこまで?

矯正治療を検討中の方のなかには、「部分矯正」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

全体的な歯並びや噛み合わせなどには問題がなく、一部の歯のガタつきなど部分的に歯列を整える場合に用いられる矯正治療のことですが、症状によって部分矯が最適ではないケースもあります。

 

部分矯正とは…

噛み合わせなどに大きな問題がなければ、1本からでも矯正治療が可能で、全顎矯正の治療期間が1年〜3年に及ぶのに対して、部分矯正は症状によって差がありますが半年〜1年と比較的短い期間で治療できます。

部分矯正のメリットとしては、全顎矯正と比べて費用が少ないこと、気になる部分だけの治療で済むため心理的な負担が少ないこと、治療期間が比較的短いことなどが挙げられます。

その一方で、部分矯正では対応できないケースがあることや、症状によっては思ったような治療効果が得られないなどのデメリットがあるのも事実です。

 

部分矯正ができる症例

奥歯の噛み合わせに問題がない事が大前提となり、

・軽度の前歯のでこぼこ

・軽度の出っ歯

・前歯の隙間  などの症例に対応可能です。

 

部分矯正ができない症例

・骨格に問題がある

・中程度以上のでこぼこ

・奥歯の噛み合わせの異常がある

 

部分矯正で使用する装置

・マウスピース矯正

・ワイヤー矯正

 

部分矯正は治療期間や費用を抑えて歯並びを整えたい時などにも選ばれる矯正方法ですが、適応となるかどうかを患者様ご自身で判断することは難しいため、どのような部分が気になるのか、まずは歯科医師にご相談ください。

 

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矯正中の歯ブラシについて

歯列矯正中は矯正装置をつけているため、歯磨きが面倒だと感じる方が多いようです。

しかし、歯列矯正中に虫歯が発生すると、当然治療が必要となり、矯正の治療計画に狂いが生じます。

予定通り矯正治療を進めるためにも、歯磨きはしっかりと行いましょう。

 

ブラケットによる矯正治療中の歯磨き方法について具体的に説明していきます。

 

①歯ブラシ

ブラケット(個々の歯に装着されたワイヤーを結ぶ装置)は凹凸があり、汚れがたまりやすい部分になります。

ブラケット周囲は形に添って歯ブラシの毛先を当てるようにすることが大切です。

1本1本の歯を磨くことを意識し、歯ブラシは小刻みに振動させるように動かすことがポイントです。

歯ブラシの頭の部分が大きすぎると奥歯に毛先が当たりづらいため、小さめのものがお勧めです。

 

②タフトブラシ

タフトブラシは、ブラケットの周囲やワイヤーと歯の間や奥歯の後ろ側などの部分にも毛先がピンポイントで届きやすいアイテムになります。

磨きたい部分に毛先を当て小きざみに動かしたり、小さな円をえがくようにも動かすことがポイントです。

 

③歯間ブラシ

ワイヤーの下など歯ブラシの毛先が届きにくい部分に使います。

また、でこぼこがある歯や奥歯とブラケットの境の汚れも落としやすいのでお勧めです。

歯とワイヤーの間に毛先を入れて磨きます。

 

 

 

矯正治療中は装置がたくさんつくので、どうしても普段の歯磨き道具だけでは隅々まで磨くことが難しいです。

今日ご紹介した道具を使い、毎日のセルフケアを行いましょう。

 

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マウスピースのお手入れ方法について

今回は、マウスピースの日常的なお手入れ方法について説明します。

マウスピースを適切にお手入れすることは、清潔さと効果の維持につながります。

 

 

 

1. 使用後の洗浄

マウスピースを使用した後は、口腔内の汚れや唾液、食物残渣を取り除くために洗浄する必要があります。ぬるま湯(40度以下)や食器用洗剤を使用して、マウスピースを優しく洗いましょう。強い力で擦ったり、熱湯を使用しないように注意しましょう。

 

2. 歯ブラシでの清掃

マウスピースには歯ブラシを使用して歯垢や汚れを除去することができます。軽くこするようにしてマウスピースの表面や内側を清掃しましょう。その際、歯磨き粉には研磨剤が含有している場合があるため、歯磨き粉は使用しないでください。

 

3. 洗浄剤の利用

マウスピース専用の洗浄剤を使用することで、より効果的な洗浄・除菌が可能です。使用後は必ずよくすすいでから使用しましょう。

 

4. 保管方法

マウスピースを清潔な状態で保管することも重要です。洗浄後は水分をしっかりと拭き取り、清潔なケースで保管しましょう。風通しの良い場所や直射日光の当たらない場所で保管することが理想的です。

 

5. 定期的な交換

マウスピースは医療用のプラスティックであり、使用により劣化していきます。そのため、保定装置用や歯ぎしり防止のマウスピースの場合、通常は数ヶ月から数年ごとに交換することが推奨されています。劣化や変形が見られたり、臭いや変色が気になる場合は、早めに新しいマウスピースに交換しましょう。

 

 

これらの日常的なお手入れ方法を実践することで、マウスピースの清潔さと効果を保つことができます。定期的なお手入れを怠らず、マウスピースを常に清潔な状態に保つことが口腔衛生の維持につながります。定期的な歯科医院のチェックアップや専門家の指導を受けながら、適切なお手入れを行いましょう。

 

 

 

 

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保定とは…

治療方法や歯並びの状態によって多少の違いはありますが矯正の治療期間は2年ほどですが、歯並びが整い歯に接着させた装置をはずした後もリテーナーといわれる保定装置を装着して定期的な来院が必要です。

(保定期間といい、年に2回~4回の通院が目安です。)

 

せっかく治療が終わったのに、まだ装置をつけなくてはならないの?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、保定期間はきれいに整った歯並びをこの先も保っていくためにも重要な期間です。

 

今回はこの保定期間の大切さについてご説明します。

 

 

リテーナーを使用する理由は次の2つです。

①矯正歯科治療で移動させた歯はまだ不安定な状態で、放っておけば治療前の環境に戻ろうとするため。

➁新しい環境にまわりの組織がなじむまでには、ある程度の時間が必要となるため。

 

当院では保定期間開始時には 1 日 20 時間以上。その後、経過観測を行いながら、少しづつ装着時間を減らして様子をみていき、最終段階では夜間のみの装着に移行します。

装着時間に関しては患者さまご自身で判断せず、歯科医師・スタッフの指示に従うようにしましょう。

また、通院頻度は概ね2年間の保定期間中に年4度~2度程度のご来院となります。

 

矯正した方もしていない方も、お口の中の状況(噛む力、歯周病、親知らずの有無、お口の周りの筋肉の力など)や加齢変化により、歯は常に動く環境にあります。

そのため2年間の保定期間終了後も、安心のために毎週1〜2回は夜だけでもリテーナーをつけて、きれいな歯並びを保っていただくことをおすすめします。

 

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金属アレルギーでも矯正治療はできる?

ピアスやネックレスなどの金属に触れた部分の皮膚がかぶれたり、赤くなる症状がでる金属アレルギー。アクセサリーだけでなく、歯科治療で使われる金属によりアレルギー反応を起こして全身に症状がでてしまうケースも報告されています。

近年、金属アレルギーの方は増加傾向にあり、予備軍も含め日本人の12人に1人が該当すると推測されています。

当院の矯正相談でも金属アレルギーをお持ちの方、または疑いのある方が矯正治療に影響がないか心配されていることも決して珍しいものではありません。

ここでは当院の矯正治療で金属アレルギーの方への対応をお伝えします。

 

金属アレルギーを起こしやすい素材

ニッケル(Ni)・コバルト(Co)・スズ(Sn)・パラジウム(Pd)・クロム(Cr)・亜鉛(Zn)・鉄(Fe)・銅(Cu)などは金属アレルギーを起こしやすいと言われています。

 

金属アレルギーを起こしにくい素材

金(Au)・白金(Pt)・チタン(Ti)が挙げられます。

 

特にチタンは生体適合性(人体に埋め込まれても無毒で、体液に腐食されず、長時間の使用に耐えうる材料の性質)があり、人工関節やデンタルインプラントにもよく使われています。しかし、あくまでもアレルギーが起こりにくいものであり、アレルギー症状が出てしまう可能性がゼロというわけではありません。

 

矯正治療で主に使用する金属材料と組成

歯科治療で使用する金属は2種類以上の金属を混ぜ合わせた合金がよく使用されています。特に、矯正歯科治療に用いられる金属材料にはアレルギーの原因となりやすいニッケルやクロム等が含まれていますが、矯正装置が原因でアレルギー反応を示す報告は稀です。

一般的に使用される矯正器具に含まれる金属の組成の一例を下記に示します。

 

ニッケルチタンワイヤー・・・ニッケル(Ni)、チタン(Ti)

ステンレススチールワイヤー・・・クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、鉄(Fe)

メタルブラケット・・・クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、鉄(Fe)

バンド・・・クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、鉄(Fe)

 

矯正治療で金属アレルギーの方への対応

基本的には金属アレルギーの方にはアレルギーを引き起こしやすい金属の使用を避けることです。

 

①マウスピース型矯正装置での治療

 

 

金属を一切使用しない矯正治療の方法ですので、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けることができます。ただし、マウスピースによる矯正治療は取り外しができるために使用時間を守らないと治療が進まなかったり、適応症が限られて歯並びの状態によっては治療が難しい場合もあります。

 

➁ワイヤー矯正での治療

 

 

ワイヤーで治療する場合にはニッケルやクロムの含まれていないチタン製のワイヤーやセラミック製のブラケットを選びます。しかし、金属を扱う以上100%アレルギー反応が出ないとは言い切れませんので、ご心配な方には器具の装着を始めは少数のみ使用して経過を観察し、問題が無ければ追加で装着しています。

また、明らかに金属アレルギーが疑われて矯正治療に不安がある方は、矯正治療開始前に病院で金属パッチテスト(皮膚に金属を含んだ試薬を貼付してアレルギー反応を起こすかどうかを調べる検査)をうけていただき、傾向を把握したうえで使用する器具を慎重に選びます。

 

金属アレルギーは、いつでも誰でも発症しうるものです。
お口の中を清潔に保ち、酸性に傾かないようにすることが金属アレルギーの予防にもつながります。

金属アレルギーの疑いがあり、これから矯正治療を受けられる方は矯正器具の選択肢が多い矯正専門のクリニックにまずは相談してみてはいかがでしょうか?

 

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